2026.08.31
泌尿器科|近年急激に増加している前立腺がん :MRIフュージョン生検で適切な診断へ
近年急激に増加している前立腺がん :MRIフュージョン生検で適切な診断へ

ここがポイント
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前立腺がんは増えているの?
前立腺がんは日本で最も多い男性のがんとなり、ここ10年あまりで罹患率が約2.5倍に増加しています。生涯で約9人に1人が診断される身近な病気です。
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MRIフュージョン生検はなにが良いの?
従来の検査方法よりもがんの検出率が向上し、より確実な診断が可能になります。
1前立腺がんは増えているの?

2023年に日本全国で前立腺がんと診断されたのは102,094人(罹患数:1年間に新たに病気と診断された人の数)です。生涯で前立腺がんと診断される確率は「約9人に1人」と推定されています。
近年前立腺がんは急増しており、現在では日本人男性で最も多く診断されるがんです。人口10万人あたりの罹患率は168.8人(2023年集計)で、2011年が66.8人であったことから12年で約2.5倍に増加したことになります。(罹患率:人口10万人あたりの病気と診断された人の数)
【挿図①:がん罹患数 男性:国立がん研究センター がん統計】
2どんな症状で見つかるの?

前立腺がんは初期の自覚症状がほとんどありません。
健康診断またはかかりつけのクリニックにおいて腫瘍マーカーPSAを測定されて、精密検査のため泌尿器科に来られることが多いです。症状が出る頃に受診されて進行がんとして見つかることもあります。
早期発見であれば5年生存率はほぼ99%以上と非常に高いのが特徴でもあるので、50歳を過ぎれば定期的なPSA検査を受けられることをおすすめします。
【挿図②:年齢階級別罹患率 前立腺:国立がん研究センター がん統計】
3MRIフュージョン生検はなにが良いの?

前立腺がんの精密検査である「確定診断」は、細い針を刺して組織を採取する針生検を行います。一般的に行われている従来法は、前立腺全体をある程度定まった複数のポイントを刺して調べます。
MRIフュージョン生検(MRI融合標的生検)は、泌尿器科医が行うリアルタイムの超音波画像と事前撮影MRI画像をコンピューターで重ね合わせることで、採取すべき場所から的確に組織を採取できるため検出率が向上します。
【挿図③:タカイ医科 Biojet MRI/TRUS 3D-融合画像ガイド下経会陰式前立腺生検システム 説明文書より】
4まとめ・受診のすすめ

前立腺がんは増加している一方、早期に見つかれば治療成績は非常に良好です。症状がなくても50歳を過ぎたらPSA検査を受けることが大切です。
気になる数値や検査について不安があれば、泌尿器科でお気軽にご相談ください。






