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ちぶねNOW

2019.11.15アレルギー治療 “したのした“

投稿者:小児科(アレルギー外来担当)
    下村 真由美

 花粉症で悩んでおられる方は増え続け、今や日本人の3人に1人がスギアレルギーと言われています。
 春先になると、花粉症の市販薬のCMがよく流れています。
 花粉症の治療としては、CMでもよく出てくる飲み薬(抗ヒスタミン剤)や、鼻スプレー(点鼻ステロイド剤)が一般的です。

 アレルゲン免疫療法といって、アレルギーの原因となっている物質(アレルゲン)を少量ずつ体に入れることでアレルギー症状を和らげていく治療があります。
 このアレルゲン免疫療法は、従来は注射薬だけでしたが、最近では舌の下にお薬を置き、しばらく含んでおくという『免疫舌下療法』のお薬が登場しました。
 毎日、お薬を1分間舌下保持するだけで、注射のような痛みはなく、自宅で服用できます。子供でも舌下に1分だけ保持できれば、十分治療可能です。

 そして何より今までの抗ヒスタミン薬や鼻スプレーなどの治療は症状を抑える、言わば対症療法だったのに対して『免疫舌下療法』は原因療法であり、とても大切な治療法と考えられています。
 『スギ』以外にも、通年性アレルギー性鼻炎や喘息の原因となる『ダニ』の舌下治療薬もあります。

 このような新しい治療法も取り入れながら、子供たちや保護者の方々が安心して快適に生活を送られるようにするために、今後も一緒に治療法を考えていきたいと思っています。