OPEN

CLOSE

ちぶねNOW

2022.02.15

がんの運動療法(がんリハビリ)|リハビリテーション科

がん患者における運動療法

ここがポイント

  • なぜ運動が必要なの?

    治療や病状の進行に伴う活動量の低下や痛みなどにより体力が低下し自身の力で動けなくなる(介助が必要となる)期間が増える可能性があります。

  • 運動はしたほうがいいの?

    体力の低下を防ぐために適度な運動は必要です。また健康寿命の延長にもつながります。

目次

1がんによる体力低下と活動量の低下

がんによる体力低下と活動量の低下

がんになるとがんそのものによる後遺症や手術や抗がん剤といった治療に伴う身体的・心理的な障害が現れることがあります。それに対して運動を行うことで運動機能の低下の予防と回復を図ることができます。

 

【活動量】

がんの治療中は… 

 ▶治療中の活動は診断前の10%程度低下する

 ▶治療後の活動量も普段の30%程度低下する

 

 活動量が低下すると悪循環が生じやすい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【その他にも…】

肺がんや骨のがんなどがんの進行に伴っては息苦しさや痛みにより動けなくなることもある

2入院中のリハビリテーション科の関わり

入院中のリハビリテーション科の関わり

当院では「がん患者リハビリテーション料」の施設基準を取得しており、がん患者に対して研修を受けたリハビリテーションセラピストが在籍しております。そのため各個人の状態に応じて息苦しさや痛みが生じにくい動き方の指導や自宅退院後の自主練習指導をさせていただきます。

3身体を弱らせないための運動

身体を弱らせないための運動

(一例)

強度:楽である~ややしんどい 軽く息が上がる程度 運動しながらしゃべれる程度
頻度:有酸素運動 週3~5回、筋力トレーニング 週3~5回

 

◎ストレッチ

◎有酸素運動(ウォーキング・自転車)

推奨 20~30分

病状に合わせて出来る範囲で行いましょう!

まずは家の周りを数分から始める。

慣れてきたら5分→10分→20分と増やしていきましょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◎筋力トレーニング

もも上げ

膝伸ばし

つま先上げ→かかと上げ

関連ワード

関連診療科ページ