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がんと共に生きる

がん治療について

がん治療について

がんの治療は、局所療法と全身療法に分けられます。

目次

局所療法について

局所療法は、病巣の切除を目的とした内視鏡手術や外科手術、切除をせずに腫瘍細胞をたたくラジオ波焼灼療法や放射線治療などがあります。

■内視鏡手術

内視鏡手術は消化管の早期がんに対して行われ、粘膜層に限局する腫瘍が適応になります。病変粘膜を剥離切除する内視鏡的粘膜切開剥離術が主流であり、当院でも早期食道がん、早期胃がん、早期大腸がんに対して行なっています。

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■外科手術

外科手術は、従来の開腹手術だけでなく、腹腔鏡や胸腔鏡を用いた侵襲が少ない手術が行われています。また最近では婦人科領域や泌尿器科領域を中心として手術支援用ロボット(ダヴィンチ)を使用したロボット手術も行っています。

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全身療法(薬物療法)について

病巣の拡がりにより局所療法だけで治療しきれない場合や、術前・術後の補助療法として、抗がん剤や分子標的薬を用いた薬物療法が行われます。当院では病院9階に薬物療法専門の化学療法室があり、一般患者さんとは別に静かな環境で専門治療を受けていただけます。

■化学療法室について

がんに対する点滴・注射治療は、従来は入院での治療が広く行われていましたが、副作用が少ない治療や吐き気や痛みなどの副作用に対して効果的な薬剤が開発されたこともあり、日常生活を継続しながら治療が受けられる外来化学療法が主流となっています。

化学療法室ではそういった通院でのがん治療を安全安楽に受けていただけるように、がん薬物療法に関する専門の資格を持った専任看護師や薬剤師が中心となって治療の実施・管理を行なっています。

治療に際しては主治医の診察がありますが、時間が限られた通常の外来とは違い、時間にゆとりを持って主治医とも話せます。また主治医や専任看護師・薬剤師の他にも管理栄養士や社会福祉士もいますので、治療に関することだけでなく副作用やがん治療を続ける生活の中で生じる様々な不安や疑問についてもご相談ください。治療に携わるスタッフ全員が気さくにお答えします。

化学療法室は静かな環境でリラックスして治療を受けていただけるよう、見晴らしのいいラウンジがある病院の最上階にあります。ベッド6床、リクライニングソファ6床の計12床あり、それぞれに仕切りを設けプライバシーにも配慮しています。また個別のテレビが備え付けてありますので、治療中にお楽しみいただけます。

空間的・時間的にリラックスして治療を受けていただけるだけでなく、なんでも相談出来るようなスタッフとの関係を大切に考え、安心して治療を任せられるような環境・関係づくりを心がけています。