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ちぶねNOW

2020.05.20NICU(新生児集中治療室)ってどんなところ?

投稿者:小児科/医長
    横田 知之

リレーエッセイ ~ ドクター編 Vol.19 ~

日本は世界的に見ても周産期死亡率が非常に低く、平均寿命が長いことの一因とされています。周産期死亡率が低い一番の理由は、周産期の医療体制が充実しているためです。

 

 

 

当院は大阪府の地域周産期母子医療センターとして、産科・小児科(新生児科)の双方から母子一体の医療を提供できる体制を整えています。NICU15GCU15を備え、妊娠22週(出生体重400g)の超早産児から、呼吸障害や新生児仮死など年間約1,000の新生児の治療を実施しています。救命率は全国レベルを上回っており、高度の水準を維持しています。

 

NICUには、人工呼吸器や保育器、呼吸心拍モニターなどが備えられ、24時間体制で赤ちゃんの呼吸循環管理を中心とした高度集中治療を行うことが可能です。赤ちゃんは保育器内で、子宮内に近いようにやや暗い照明のもとで過ごしており、ご両親は保育器の窓から手を入れて赤ちゃんに触れることができます。状態が安定しベッド(コット)へ移れば、GCU(新生児治療回復室)にて、ご両親には抱っこ、おむつ交換、授乳、沐浴の指導を行っています。

 

 

また、当院では可能な限り24時間いつでも面会できるようにしたり、「いるかサークル」というNICU卒業生の家族が集まり、情報交換を行う場を設けています。早産や先天的な障害を持って生まれてきた赤ちゃんを適切に治療することはもちろん、出産後から離れて暮らすことになったご両親に寄り添い、新しい家族を築いていく手助けも行っています。

※2020.5月現在、コロナウイルス感染予防のため、面会は一部制限しています。