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ちぶねNOW

2020.02.28糖尿病治療薬剤の進歩と個別化医療

投稿者:糖尿病内分泌内科/主任部長
    髙橋 哲也

リレーエッセイ ~ ドクター編 Vol.14 ~

 ここ10年間の糖尿病診療の進歩にはめざましいものがあります。

 

 特に治療薬ではDPP-4阻害薬、GLP-1受容体作動薬(注射薬)、SGLT2阻害薬の登場があります。

 これらの薬物は作用の仕方は異なりますが、3つの薬剤に共通していることは単独では低血糖が起こらない、体重を増やさないことがあります。GLP-1作動薬とSGLT2阻害薬にはこれ以外にも糖尿病治療に有益な効果がわかってきて糖尿病治療の中心的な薬剤ともなりつつあります。

 もちろん糖尿病はインスリン作用不全といえるので、インスリン製剤の重要性は変わりませんが、2型糖尿病の場合、従来の5種類に加えて、上の2種類が加わり7種類、注射薬では様々なインスリン製剤に加えて、GLP-1作動薬が加わりました。

 個々患者さんの糖尿病の病態、併発疾患、生活習慣・環境など一人として全く同じ人はいません。新しい薬の登場と個別の栄養指導、運動指導などでかなり個々の患者さんに合わせた『個別化医療』が少しずつ可能になってきました。

 

 当科では看護師、管理栄養士、薬剤師、理学療法士など多職種が共同して月曜日から金曜日まで午前11時から11時30分に7階東ロビーで『 糖尿病教室 』を開催しております。質問もしやすい雰囲気なので、是非、ご参加ください。

 

 ともに糖尿病の治療について考えましょう。