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診療部 ― 呼吸器内科

診療内容

主な診療内容と治療

呼吸器内科では次のような疾患を診断・治療しています

気管支喘息

空気の通り道の気道が慢性的に炎症を繰り返すことで粘膜が厚くなり、さらに痰などの分泌物が増加して狭くなることで、咳や痰、喘鳴や呼吸困難などが生じる病気です。症状は軽症なものから、適切な処置が行われないと命にかかわるような非常に重いものまで様々です。早朝、夜間に咳がひどい、ヒューヒューゼーゼーいうなどの症状があればご受診ください。治療法は確立しており、吸入ステロイドを中心とした治療を行います。治癒することはあまりないため、治療を毎日正しく継続することが重要です。放っておくとリモデリングといって気管支の壁が厚くなり、元に戻らなくなることもあるので注意してください。

治療について

治療はガイドラインに沿ってステロイドの吸入療法を中心とした治療を行います。
吸入療法を正しく、毎日継続することでコントロールされることが多いですが、中には難治性の方もおられるため、その場合は生物学的製剤などの使用を検討します。なるべく発作を起こさないように治療でコントロールすることが重要です。
気管支喘息には慢性期(安定している時)と急性期(発作を起こしている時)があり、慢性期は吸入ステロイドの吸入療法が中心です。
発作時にはステロイドの全身投与や短時間作動型の気管支拡張薬の吸入を行います。

慢性閉塞性肺疾患

主に喫煙が原因です。たばこの煙を主とする有害物質を長期間吸入することで生じた肺の炎症性疾患です。症状としては咳、痰、労作時の息苦しさなどがありますが、初期では症状が乏しいこともあります。
検診などの肺機能検査で異常を指摘され、受診されることも多いです。検査としてはレントゲン、CT、肺機能検査などがあります。

治療について

慢性期と急性期の治療があります。急性期はウイルス感染、細菌性肺炎など感染で起こることが多いです。
慢性期の治療には禁煙、吸入療法、ワクチン接種、在宅酸素療法などがあります。なるべく増悪しないようにコントロールいたします。
急性増悪時には入院治療を要することも多く、抗生剤、吸入療法、ステロイド治療などを行います。

間質性肺炎

気管支は枝分かれを繰り返し、最終的には肺胞になり、そこでガス交換を行います。一般的な肺炎は肺胞自体に炎症を起こしますが、間質性肺炎はこの肺胞の壁に炎症を起こす病気です。肺胞の壁が厚くなり繊維化して、肺が固くなり膨らめなくなったり、酸素交換もできにくくなります。乾性咳嗽や労作時の息切れが代表的な症状です。
ただ一口に間質性肺炎と言っても様々なタイプがあります。膠原病や薬剤、環境の因子など様々な原因があります。
また原因がはっきりしないものは”特発性”といい、特発性の間質性肺炎は難病指定されています。
検査としてはレントゲン、CT検査、肺機能検査、血液検査、気管支鏡検査などがあります。

治療について

間質性肺炎には様々なタイプがありますが、なかなかはっきりとは診断がつけにくい疾患です。
慢性的な状況と急激に悪化する状況(急性増悪)があります。
治療はステロイド、免疫抑制剤、抗線維化薬などがあります。

呼吸器感染症

肺炎、膿胸、肺真菌症、非結核性抗酸菌症など様々な感染症があります。

治療について

原因となる病原微生物をなるべく突き止めて、抗生剤などで治療します。細菌検査室や感染コントロールチームとも連携して治療を行います。

肺がん

肺がんとは、気管、気管支、肺胞から発生したがんです。全身に転移もしやすく、現在はがんの死因No.1となっています。
治療の前には病理学的診断(組織や細胞を調べる)と病期診断(ステージ=どれくらい広がっているか)が必要です。病理学的な診断では気管支鏡などで組織を採取し調べます。
病期診断にはCT検査(造影)、頭部MRI検査(造影)、PET検査(他院での検査になります)、骨シンチグラフィーなどがあります。現在は肺がんの治療は、がん細胞の様々な遺伝子変異を調べたり、免疫治療が効きやすいかを調べるなど、細分化してきています。治療が進歩していると同時に、非常に複雑になってきています。

治療について

治療には手術療法、放射線療法、化学療法などがありますが、現時点では当院では主に組織診断やステージの診断、方針の決定などを中心に行っています。また緩和治療なども行っています。 現在当院には呼吸器外科医師が不在であり、また放射線治療もできないため、当院で可能な範囲での診断、治療となります。必要に応じて他の医療機関とも連携して精査・加療いたします。

担当医表

時間 月曜 火曜 水曜 木曜 金曜
午前 竹嶋 - 住谷 竹嶋 安光
午後 - - 住谷
(CPAP)
- 住谷
(CPAP)

医師・スタッフ紹介

部長住谷 充弘

専門分野

睡眠呼吸障害、呼吸リハビリテーション

所属学会

  • 日本内科学会
  • 日本呼吸器学会
  • 日本アレルギー学会
  • 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
  • 日本睡眠学会
  • 日本リハビリテーション医学会
  • 日本臨床睡眠医学会
  • アメリカ胸部疾患学会(ACCP)

資格など

  • 日本呼吸器学会呼吸器専門医・指導医
  • 日本アレルギー学会アレルギー専門医
  • 日本内科学会認定内科医
  • 日本内科学会総合内科専門医
  • 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会認定呼吸ケア指導士(初級)
  • 緩和ケア研修会 修了

部長竹嶋 好

専門分野

呼吸器疾患

資格など

  • 日本内科学会総合内科専門医
  • 日本呼吸器学会呼吸器専門医
  • 日本がん治療認定医機構がん治療認定医
  • 日本緩和医療学会緩和医療認定医
  • 肺がんCT検診認定機構肺がんCT検診認定医師
  • 緩和ケア研修会 修了

非常勤安光 亮洋

専門分野

呼吸器疾患