消化器専門医を目指す先生へ
当院では、内科専門医プログラムに沿って 消化器病学会・消化器内視鏡学会・肝臓学会の専門研修プログラムを作成しており、消化器専門医の育成に取り組んでいます。 卒後3年目よりサブスペシャリティ重視型の連動研修を行っています。 消化器専門医としての知識を高めるだけでなく、どのような内視鏡処置にも対応できる内視鏡技術の基礎トレーニングを重点的に行います。
内科専門研修とサブスペ専門研修の連動研修(並行研修)の概念図
※13年間で内科専門研修を修了することが必須要件
※2サブスペシャルティ研修の開始時期は自由
内視鏡検査には、必ず指導医もしくは専門医がサポート・指導を行います。どのような内視鏡処置にも対応できるように、内視鏡技術の基礎をしっかり指導していきます。3〜4年目は上部内視鏡検査、4〜5年目は下部内視鏡検査に重点をおいた検査カリキュラムを作成しています。これまでの消化器系専攻医の内視鏡検査の経験実績は、上部・下部合わせて卒後4年目で700例/年、卒後5年目で1000例/年程度(主実施者として施行したものに限る)で、内視鏡学会が推奨する卒後3年で上部1000例、下部300例の実績獲得が可能です。
施設認定
消化器病学会認定指導施設、消化器内視鏡学会認定指導施設(JED参加済み)肝臓学会特別連携施設
指導医:消化器病学会指導医、消化器内視鏡学会指導医、肝臓学会専門医、膵臓学会指導医
卒後5年目終了時の達成目標
上部・下部内視鏡検査のルーチン検査が主実施できる
超音波内視鏡検査(EUS)・内視鏡止血術・ESD・ERCPが指導医のもとで主実施者として施行できる
上部内視鏡検査件数:1000件、下部内視鏡検査件数:300件
カリキュラム
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卒後
3年目卒後3年目:指導医の付き添いのもと、上部内視鏡検査の内視鏡挿入から観察までのトレーニングを行い、指導医の内視鏡処置の介助につき処置を学んでいきます。
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卒後
4ー5
年目卒後4年目〜5年目:上部内視鏡検査のルーチン検査が可能となる頃より、下部消化管内視鏡検査や超音波内視鏡検査のトレーニングも開始していきます。内視鏡処置については、指導医のサポート下に内視鏡止血・内視鏡的腫瘍切除のトレーニングを行っていきます。