からだに優しい鏡視下手術
当科ではきずが小さく、からだに優しい技術的に高度な鏡視下手術(大腸がん、減量手術、胃がん、肺がん、食道がん、逆流性食道炎手術、内視鏡腹腔鏡合同手術など)に積極的に取り組んでいます。2018年では減量手術、逆流性食道炎、肺がんに対する手術の100%、胆石症、虫垂炎に対する手術ではほぼ100%、大腸がん手術の70%を鏡視下手術で完遂しております。この手術では切除した臓器を取り出すためのきず(臓器により異なりますが、通常1~5cm程度)以外は1cm以下の傷が数箇所(術式により異なります)しかつきません。このため手術後の痛みが少なく、早期離床、早期の退院、早期の社会復帰が可能となります。手術治療ができるだけ患者さまの負担にならないよう心がけております。治療に際しては、安全性、根治性を確保するため最新鋭の装置や手術器具の導入に努めています。安全性が確保できないような場合には無理はせず、従来通りの開腹手術にて対応し、常に患者さまの状態に即した治療を行っております。
救急疾患に24時間対応
当院では、消化管穿孔、腸閉塞、急性虫垂炎、急性胆嚢炎、気胸等の緊急を要する疾患に対し、24時間手術できる体制で臨んでおり、夜間、緊急の際にも安心して受診いただけます。もちろん緊急でも症例に応じて積極的に鏡視下での手術に取り組んでおります。