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院内保育所「ひよっこ保育園」

2026.09.07 ちぶね〜ぜ 保育科

「次の日もひよっこ保育園に行きたい」と思ってもらえる場所にします!

 千船病院の駐車場の向かいにある『ひよっこ保育園』。病院の職員向けに設置された院内保育施設だ。院内保育園では、利用する医療従事者の勤務形態に合わせて、24時間365日体制で子どもを預かり保育を行う。

 植田 宣子さんはこの園の園長先生である。

「私の学生時代を知る人は、園長先生なんてできるの〜?って心配しています」

 というのも、保育士になったのも自発的というより親に薦められたからだった。

「ピアノが少し得意だったので、幼稚園の先生か保育士の資格でもとりなさいって。本当に何も考えていない学生だったんです」

 植田さんは2000年4月、愛仁会に入職。その年の秋に開設予定の認可保育園『なかよし保育園』で働くため、半年間、グループ内である高槻病院の院内保育施設で新人研修を受けた。

「保育士になったら、自分は大勢の子どもの前で、手遊びしたりピアノを弾いたり、季節の制作や様々な行事に向かって保育をするんだと思い込んでいました。ところが、院内保育園では預かる子どもは数名。1対1で関わることになり、想像していた保育と全然違って戸惑いました」

 研修後、入職した『なかよし保育園』は、園児が140名。描いていたイメージと近かったはずなのに、子どもたちは全くついてきてくれなかったという。植田さんは自分に保育の力が足りないと焦り、教科書を出して一から勉強をし直した。助けになったのは、その時の園長と主任の言葉だった。

「もう少し広い目でいろんな考えや、やり方があるのを見て、自分がいいなと思うことを真似して実践していきなさいと。それで、先輩の言葉かけから遊びへの誘導など全部を真似してやってみました」

 集団での活動では、子どもたちに社会性や協調性が身につくように。自由に好きな遊びを楽しむ時間では、子どもの興味や関心を見守りながら遊びを深め、一人ひとりの個性や主体性を大事にするーそんな保育のあり方もたくさんの先輩保育士や園児との関わりから学んでいった。

 そんななか、保護者から、妊娠中から出産まで千船病院にお世話になったと感謝の思いを聞く機会があった。

「法人内での病院と保育園のつながりに感動しました。その頃から改めて、病院という職場の就労に合わせてお子さんをお預かりし、保育する『院内保育』に興味を持ちました」

 そして今春『ひよっこ保育園』に異動してきた植田さん。今回は園長という皆を束ねる立場だ。

「まずは現状を把握して、ひよっこ保育園の業務を覚えます。そして、利用されるお子さんが『次もひよっこで遊びたい』と思ってもらえるような保育を職員みんなで話し合って取り組んでいきます!」

取材・文:中原 由依子 写真 :奥田真也

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