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千船病院広報誌 虹くじら 千船病院広報誌 虹くじら

新連載!千船病院スタッフが夢中になっているモノ・コトを紹介  ~これが私の「推し活」~

2026.01.09 連載

今回紹介してくれるのは・・・

手術室看護師  竹村 由樹さん

手術時の患者の介助や器械出しなどを行う手術室看護師。新人看護師に対しての実地指導や、
手術後の患者の“ 痛み” をケアする「術後疼痛管理チーム」の活動も担当。
プライベートでは3児の母。

 

 竹村さんの「推し活」は、編み物。ファッションアイテムや小物、雑貨などを編んで自分で使ったり、販売したりしている。編み物との出会いは、約10年前だ。

「夫の海外赴任でマレーシアにいた頃です。そこで出会った友人が自分で編んだ素敵なバッグを持っていて興味を持ち、私も挑戦してみました。すると、思ったよりいい感じに編めたんです!日本では看護師として忙しく働くワーキングマザーだったのに、急に専業主婦になり時間ができたこともあり、編み物に没頭していきました。編み棒と糸だけで平面も立体もなんでもつくれてしまうのが楽しくて」

 時間のゆとりができたことで編み物にハマった竹村さん。日本に帰国後、看護師に復帰し再び忙しい日々を送ることになっても、編み棒は手放さなかった。「忙しい時間の合間に編み物をすると“無”になれて、オン・オフが切り替えられたのです。だから、職場にも糸と編み棒を持参して、休憩時間に編んでいます」

 竹村さんによると、編み物は仕事と共通する部分も多いという。「手術ではひとつのミスが、患者さんに大きな支障をきたすことになってしまうので、細心の注意、集中力が必要です。編み物も同じで、雑に手を動かす、あるいは目数を間違えてしまうと後々の仕上がりに影響が出てしまうので、ミスなく丁寧に編むことを心がけています。それが、手術室看護師に求められる力を養うのにも役立っている気がします」

 さらには編み物を通じて、乳がん患者が術後に使用できる手製の胸パッド「ちあぱい」を無償で提供しているコミュニティに出会った。「Instagramで編み物好きの人たちとつながる中で、この活動を知りました。仕事で乳がん手術にも立ち会うことがある身として何かしたいと思い、病院スタッフの協力のもと、乳がん患者さんの目につく外来などに“ちあぱい”やパンフレットを設置しました。“ちあぱい”のミニストラップも自作して置いています。徐々に患者さんの手に渡っていっており、やってよかったなと感じています」

 編み物によって新たな縁や作品を生み出し続ける竹村さんは、幸せな“沼”にどっぷりと浸かっている。

「ソックヤーン(靴下用の毛糸)を使った編み物にもハマっています。靴下用なので丈夫な上に、編むだけで模様が出てくる毛糸なんかもあって、つい色々買ってしまうんです。自宅にはいくつも毛糸用の衣装ケースがあるほど。ひとつの作品が完成したら、“次はあれを使ってつくりたい!これもつくりたい!”と次々と欲が出てくるんですよ」

 

–出店情報–
mi-ken Company(ミーケンカンパニー)
大阪市西淀川区野里1-29-19
[営]土曜・日曜 11:00-17:00
竹村さんの作品はここのお店で買えます!ブランド名はマレー語のハイビスカスを意味する「Bunga Raya」。

取材・文 今中有紀  写真  奥田真也

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