もの忘れ外来
現在の日本はすでに高齢社会であり、認知症は誰もがなる可能性がある病気です。当外来では、「もの忘れ」がアルツハイマー病のような病気によるものなのか、 年齢によるものなのかを主に診断します。 専門的な診察や詳細な画像検査などを行い、その方の診断結果に応じた治療を開始し、必要なケアおよび福祉サービスなどのアドバイスを行います。
また、認知症予防のために脳トレーニングを行う外来(オレンジ外来)や認知症お悩み相談会(すみれの会)も併設しています。
担当者/外来時間
医師(脳神経内科) 瀧本 裕
「このままでは認知症になってしまうかもしれない」「家族が認知症かもしれない」「認知症予防はどうすればいいの?」など、気になる方がおられましたら受診をお勧めします。
当院はMRIやSPECT(シンチ)のような認知症診断に必須の機器が充実しており、主担当医の瀧本は厚労省認定認知症サポート医、日本認知症予防学会専門医の資格を持ち、大阪市の認知症初期集中支援チーム医師として長年地域で活動している認知症診療のエキスパートです。当院でほぼ全ての認知症疾患の診断が可能ですが、精神疾患が疑われる場合は、精神科と連携を取らせて頂きます。どうぞお気軽にご相談下さい。
医師 |
脳神経内科 主任部長 瀧本 裕 |
---|---|
言語聴覚士 |
加納 瑞恵 岡田 有弥子 岩本 舞子 小西 茉里奈 |
診療時間 | 毎週火曜日14:00~16:00(完全予約制) |
診療内容
認知症の診断には計3回の通院が必要です
-
1
日目 : 問診 / 血液検査
患者さまおよびご家族から詳細に問診をさせて頂き、患者さまの診察をいたします。 普段の生活状況を詳しく伺いたいため、患者さまの日常をよく知るご家族や関係者の方が同行して頂ければと思います。診察結果により必要な検査を予約して頂きます。 -
2
日目 : 脳画像検査( CT/ MRI/ SPECT) / 神経心理学的検査
※受診1日目より約1~3週後
頭部MRI検査あるいは脳血流SPECT(シンチ)検査を受けて頂きます。
また、言語聴覚士による神経心理検査(約30分間)を行います。 -
3
日目 : 結果説明 / 環境調整
検査結果を総合して診断し、治療方針を決定します。
治療の内容はご本人、ご家族と相談させて頂き、患者さまに応じた治療方針を決定します。
受診対象となる方
■次のような症状でお困りではないですか?
- 何度も同じことを言ったり、尋ねたりする
- 物の名前が思い出せない
- 同じ食べ物を何度も買って来る
- 料理のレパートリーが減り、同じような料理ばかり作る
- 財布などの大事な物を失くすようになった
- 最近の出来事が思い出せない
- 話がまとまりない
- 以前より怒りっぽくなった
- 好きだった物事や趣味に興味を示さない
■受診にあたっての注意事項
- 初診時、「お薬手帳」をお持ちの方は必ずご持参下さい。
- 初診時、患者さまの日常をよく知るご家族や関係者の同伴をお願いします。
- 診断確定までに計3回の通院が必要です。(結果説明は初診後約2~3週間です)
- 治療方針が定まった後のフォローアップは原則的にかかりつけ医にお願いしますが、 当院でも6ヶ月~1年毎に経過を見させて頂く場合があります。
- かかりつけ医のフォローアップの途中で病状の変化があり、かかりつけ医が当科再受診を必要と判断した際には、適宜診察いたします。
- オレンジ外来(認知症予防のために脳トレーニングを行う外来)については、もの忘れ外来受診時にご相談下さい。
- すみれの会(認知症お悩み相談会)については、下記リンク先参照下さい。
予約方法
もの忘れ外来は完全予約制です。
かかりつけの医院からご予約いただく場合
かかりつけ医より外来予約をして頂きます。(紹介状が必要です)
患者ご本人・ご家族が予約なさる場合
下記の予約センターにお電話をおかけいただき、ご予約をお取りください。