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診療部 ― 脳神経内科

特色

認知症の診療について

認知症をきたす病気にはアルツハイマー病のほか、レビー小体型認知症、前頭側頭葉認知症など様々な神経の変性疾患があります。正常圧水頭症や硬膜下血腫など手術でよくなる病気が原因のこともあれば、実は脱水やホルモンの異常など内科的治療が必要という場合もあります。認知症の診断には専門医の診察が必要で、問診・身体診察・神経心理検査・脳画像検査を行います。当院では、導入病院数がまだ少ない「脳血流シンチグラフィー(SPECT)」や「ダットシンチグラフィー(DAT)」を導入しており、認知症の診断精度の向上に努めています。

早期から認知症の積極的治療に取り組んできた当院では、「認知症サポートチーム」を結成し、認定看護師・ソーシャルワーカー・作業療法士・言語療法士・薬剤師・栄養士と連携して、患者さんやご家族の支援にあたっています。

また2019年6月から「認知症予防外来(オレンジ外来)」も開設しています。ご興味のある方は脳神経内科外来までお問い合せ下さい。

■もの忘れ外来

認知症診断には、合計3回の通院が必要です。

実施日 毎週火曜日 14:00~16:00

当科では「認知症診療チーム(DST)」を結成し、多職種のスタッフと連携しながら認知症の診断と治療を行っています。この先進的な取り組みは、マスコミでも紹介されました。(「月刊介護ビジョン」2019年5月号掲載)

脳卒中(脳血管)の診療について

脳卒中は、脳の血管が急に詰まったり破れたりして起こる病気です。血管が詰まる病気には脳梗塞、一過性脳虚血発作(TIA)、血管が破れる病気には脳内出血、くも膜下出血が挙げられます。食生活の欧米化などにより脳梗塞が増加し、現在では脳卒中の8割近くを脳梗塞が占めています。

くも膜下出血、脳内出血、超急性期脳梗塞は主に脳神経外科で、急性期以後の脳梗塞や手術を行わない脳卒中は主に当科で診療しています。当院では、脳梗塞発症4,5時間以内で治療の適応がある患者さんに対してtPAによる血栓溶解療法(血管に詰まっている血栓を溶かす)を行っており、後遺症を最小限にとどめることも可能となってきています。発症4,5時間以上経過した場合は血栓溶解療法を適用できませんが、抗凝固・抗血小板療法などで保存的治療を行います。

また、入院早期より理学療法、作業療法、言語療法の急性期リハビリテーションを積極的に行っています。

嚥下障害の診療について

嚥下障害は脳卒中に合併して起こることが多く、食べ物が飲み込みにくくなる自覚や食事時のむせが現れます。のどの違和感や声がガラガラするなど発声状態、食事状態も嚥下機能の参考になります。

当科では、医師・看護師・作業療法士・言語聴覚士・管理栄養士からなる「嚥下回診チーム」を結成し、入院患者さんを対象に回診を周期的に行い、嚥下障害の早期発見・治療に努めています。嚥下障害の診断には、嚥下造影検査(VF)と嚥下内視鏡検査(VF)を採用しており、診断精度の向上を図っています。

■嚥下回診

実施日 第1・第3木曜日 12:00~(約30分間)
対象 当院入院患者さん

■嚥下造影検査(VF)

実施日 毎週水曜日 14:00~

院内デイケア(福ちゃん)/認知症相談会(すみれの会)

■院内デイケア(福ちゃん)

認知症の入院患者さんには、安静をお願いしたり、点滴ルートや尿道カテーテルなどを身体に装着したりせざるを得ない場合があります。これらの不快感や寝たきりの状態が続くと、昼夜が逆転して病状の回復にも影響が出てきます。特に緊急入院された場合は、生活環境が一変してしまうため、高齢者においては「せん妄」を認めることが多々あります。

昼夜逆転やせん妄の予防のため、当科では入院患者さんを対象に、作業療法士が中心となって合唱やゲームなどのレクリエーションを行っています。この院内デイケア後には、患者さんの状態が総じて良好という好結果を得られています。

実施日 毎週木曜日 10:00~11:00

■認知症相談会(すみれの会)

認知症に関する様々なご相談を、参加無料・予約不要で承っております。「最近もの忘れが気になる」「家族にもの忘れが多くなってきた」「認知症の方の介護で困っている」などでお悩みがあれば、ぜひお越し下さい。認知症に精通したスタッフが応対いたします。

実施日 毎月第4月曜日(祝日を除く) 14:00~15:00
実施場所 9階ラウンジ
2020年
開催日
新型コロナウイルス感染症の流行が落ち着くまで開催を中止いたします