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2019.09.13リレーエッセイ ~ドクター編 Vol.4~ 自分の家族が受けたい医療を目指して

投稿者:産婦人科(婦人科)主任部長
    大木 規義

人気医療ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子」(テレビ朝日)では、ほぼ毎回「腹腔鏡下手術」のシーンが出てきました。また、「ブラックペアン」(TBS)では、嵐の二宮和也演じる天才外科医が、手術支援ロボット「ダーウィン」を用いて華麗に難手術を成功させる場面は記憶に新しいと思います。

しかし、自分や家族が「がん」を告知され、「手術が最善です。」と言われた時、「はい、お願いします。」と素直に受け入れることが出来るでしょうか?

最も効果の高い治療が、「手術」であることは事実です。直接、腫瘍を確認し摘出するので、根治率が非常に高いからです。一方で、患者さんにとっては後遺症も気になるところでしょう。20年前、私が研修医だった頃、お腹に20cmの傷が残り、傷の痛みに耐え、腸閉塞や感染に苦しみ、退院まで1ヶ月以上かかる患者さんを数多く見ました。

しかし、21世紀に出現した「腹腔鏡下手術」「ロボット手術(ダヴィンチ手術)」によって、この光景は劇的に変化しています。今では「手術翌日には歩き、シャワーを浴びる」「1週間足らずで退院」「退院後はすぐ仕事復帰」が可能になりました。

「腹腔鏡下手術やロボット手術は、本当に安全なのか?」と不安に思われるかもしれません。しかし、ご安心下さい。今や手術もテクノロジーの時代です。開腹手術が徒歩だとすれば、腹腔鏡下手術は自転車、ロボット手術は自動車のイメージと言えるでしょう。これからの手術は、ロボットやAIを使い、高精度と低侵襲(体にやさしい)を両立させたものになると確信しています。

今、私にとって一番嬉しい瞬間は、手術の翌日に患者さんから「先生ありがとう、傷あんまり痛くないわ。シャワー浴びてきた。いつ帰っていいの?」と言ってもらえる時です。

われわれは、「自分の家族が受けたい医療を目指して」、日々真剣に取り組んでいます。婦人科手術でお悩みの際は、いつでも気軽に受診してください。「自分の家族」ならばどうするか、必ず「最善の提案」をさせていただきます。

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